【会計ソフト実践編】マネーフォワード×Claudeを連携して運用してみた話(MCP接続の実録)

ケーブルをつなごうとするくりまろ 実証実験ログ

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みか
みか

今日は、マネーフォワードとClaudeをMCPで実際に連携させてみた話をするね。経理をAIに手伝ってもらいたいけど、「連携するって言われても、実際何が起きるのか分からなくて怖い」って思ったことない?

くりまろ
くりまろ

あるある!「連携」ボタンを押すだけで大丈夫なのかなって、ちょっとドキドキするよね。

みか
みか

そうなんだよね。私も最初は「コネクタを追加するだけでしょ」って軽く考えてたんだけど、実際は権限設定のところでかなりつまずいたの。この記事を読むと、私と同じところでつまずかずに済むと思うよ。

マネーフォワードとClaudeを繋ぐって、実際どうやるの?

経理の効率化のために、マネーフォワード クラウド確定申告とClaudeをMCPで連携してみました。実際にやってみると、思っていたより一筋縄ではいかず、権限設定のところでかなりつまずきました。今回はその実録です。

始める前に確認しておくとスムーズなことをまとめておきます。

  • マネーフォワード クラウド確定申告を契約していて、ログインできる状態か
  • 連携に使うマネーフォワード側のアカウントと、Claude側のログインアカウント(Googleアカウント)が同じかどうか
  • 管理コンソールで「全権管理者」権限を持っているか

マネーフォワードは2025年10月3日にMCPのβ提供を開始していて(当初はプラチナランク以上の士業事務所限定でした)、2026年3月26日に全プランへ提供が拡大されました。Claude側の設定画面から「マネーフォワード クラウド確定申告」をコネクタとして追加できるようになっています。「じゃあ追加ボタンを押すだけで終わりでしょ」と思っていたのですが、そう単純ではありませんでした。

Claudeのコネクタ設定画面に表示されたマネーフォワード クラウド会計のカード
Claude側のコネクタ画面。「マネーフォワード クラウド会計」を追加できるようになっています

つまずいた点:「アプリ連携権限がありません」

アプリポータルの利用開始がそもそも必要だった

まず、マネーフォワード クラウド確定申告を開いて連携を試みたところ、「アプリポータルを利用している事業者がありません」と表示されました。連携の前提として、マネーフォワード クラウド確定申告の「アプリポータル」を利用開始する必要があったのです(無料・契約プラン問わず、管理コンソールの「全権管理者」権限が必要)。

アプリポータルを利用している事業者がありませんというエラー画面
最初に出たエラー。まず「アプリポータル」の利用開始手続きが必要でした

権限を持っていたはずなのに、また「権限が必要」と言われた

アプリポータルを利用開始したあと、今度は「ユーザー」画面で自分のユーザー情報を確認すると、「アプリ連携権限」が「権限がありません」になっていました。システム管理・アプリ開発の権限は持っていたのに、それだけでは足りなかったのです。「アプリ連携」にチェックを入れると、事業者情報・クラウド会計・確定申告などの子項目が展開され、実際に使っている「クラウド会計・確定申告」にチェックを入れる必要がありました(このチェックを入れると自動的に「事業者情報」も必須になる仕様でした)。

保存ボタンが画面の下の方にあることに気づかず、最初は押し忘れて一度失敗しています。画面を一番下までスクロールして、ようやく保存できました。

アプリ連携権限のチェックボックスが子項目まで展開されている画面
「アプリ連携」にチェックを入れると子項目がずらりと展開。使っている「クラウド会計・確定申告」にもチェックが要りました
くりまろ
くりまろ

「アプリ連携」にチェックを入れるだけで良さそうなのに、意外とややこしいんだね。

みか
みか

そうなの。子項目が連動して増えるところが、地味に見落としポイントだったよ。

アカウントの不一致でも一度エラーに

さらに、最初は事業用の別アカウント(Googleアカウント)で連携しようとしたのですが、Claude側のログインアカウント(自分個人のGoogleアカウント)と一致していないというエラーが出ました。結局、自分の個人アカウントで連携をやり直すことで、無事に接続できました。

ユーザー情報画面でアプリ連携権限が付与された状態
設定後のユーザー情報画面。「アプリ連携」の下に「クラウド会計・確定申告」が並びました

どう解決したか:実際に通った手順

つまずいたポイントを一つずつクリアしていった結果、最終的には次のような流れで連携が完了しました。

  1. マネーフォワード クラウド確定申告で連携を試みる→エラー表示
  2. 「アプリポータルを利用開始する(無料)」をクリック
  3. 「ユーザー」画面で自分のユーザー情報の「アプリ連携権限」を確認
  4. 「編集」から「アプリ連携」にチェック、「クラウド会計・確定申告」にもチェック
  5. 画面を一番下までスクロールして保存
  6. Claude側(設定→コネクタ)から連携をやり直す
  7. 「事業者を選択」画面で事業者を選び、要求される権限一覧を確認して「許可」
  8. Claudeのコネクタ一覧に「マネーフォワード クラウド会計」が表示されて連携完了(※Claude側の表示名は「クラウド会計」ですが、実際に連携されるのは契約中のクラウド確定申告のデータです)
アプリとの連携を許可しますかという権限確認画面
最後の「許可」画面。このアプリが要求する権限が一覧で表示されます
Claudeのコネクタ一覧にマネーフォワード クラウド会計が表示された状態
Claudeのコネクタ一覧に「マネーフォワード クラウド会計」が並び、連携完了です

最終的にできるようになったこと

連携が完了すると、勘定科目や補助科目の参照、仕訳の参照はもちろん、仕訳の登録・更新・削除、取引先の登録、明細の作成・更新まで、Claude側から操作できる権限が許可されました。入力系の操作権限も一緒に許可される形でした(実際にどこまで安心して任せられるかは、これから運用しながら確認していきたいと思っています)。

くりまろ
くりまろ

権限があるのと、実際にお願いできるのはまた別の話なんだね。

みか
みか

そうなんだよね。だからこそ、次は実際に仕訳を登録・確認する運用を試してみようと思ってる。

そこから学んだこと

今回痛感したのは、「コネクタを追加する」というシンプルな見た目の裏に、権限まわりの地味な設定がいくつも隠れているということです。エラーメッセージを一つひとつ読みながら、「今度は何が足りないんだろう」と確認していく作業は、正直かなり地道でした。

以前、「MCPって何?Claude・Notion・Slackがつながる仕組みを実体験でまとめる」という記事でMCPの基本的な仕組みについて書きましたが、今回のマネーフォワード連携は「仕組みは分かっても、実際に繋ぐには権限設定の壁がある」ということを教えてくれた実例でした。また、「ひとりで乗り換えた弥生→マネーフォワード」で書いた移行体験の、その後の話という位置づけの記事でもあります。実際に仕訳を登録・確認する運用についても試してみたら、また改めて記事にしたいと思っています。

これから連携する方へ、事前に確認しておくとスムーズなポイントを4つ挙げておきます。

  • Claudeにログインしているアカウントと、マネーフォワード側で連携するGoogleアカウントを揃えておく(私は最初、事業用の別アカウントで進めようとして、Claude側のログインアカウントと一致せずエラーになりました)
  • マネーフォワード側で「アプリポータル」の利用開始(無料)が済んでいるか確認する(契約プランは問われませんが、「全権管理者」権限が必要です)
  • アプリポータルの「ユーザー」画面で、自分のユーザーに「アプリ連携」権限が個別に付与されているか確認する(システム管理・アプリ開発の権限だけでは足りませんでした)
  • マネーフォワード側で権限を設定したら、それで終わりではなくClaude側の設定画面(設定→コネクタ)に戻って、連携が反映されているか確認する(片方だけ設定して満足しがちですが、両方セットで初めて使える状態になります)
みか
みか

権限まわりの地味な壁を越えたら、ようやくスタートライン。これから連携を考えている人の参考になったらうれしいな。

マネーフォワード クラウド確定申告を試してみたい方はこちら↓

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