音声でしゃべった内容がブログ記事になるまで

やってみた記録
くりまろ
くりまろ

みかさん、この前の「WordPressの移行で地獄を見た話」、けっこう長い記事だったよね。書くのに何日かかったの?

みか
みか

前の日にスマホに向かって独り言を言って、翌日に公開したよ。

くりまろ
くりまろ

えっ、独り言……?

こんにちは、みかです。

このブログをどうやって作っているかは、以前このブログ、実はAIと二人三脚で立ち上げましたという記事で全体像をお話ししました。ただ、あれは「仕組みの説明」だったので、まだピンとこなかった方も多いと思うんです。

そこで今回は、実在する記事を1本まるごと使って、しゃべった言葉が記事になるまでを最初から最後まで追いかけてみます。使うのはこちらです。

気づけば置き去りだったWordPress、移行しようとしたら地獄が待っていた話

①スキマ時間に、スマホに向かって独り言

始まりはここです。私はだいたい、塾の送り迎えの車の中とか、買い物に歩いている途中とかに、スマホのアプリを開いて思いついたことをそのまましゃべっています。

この日も「WordPressのニュースを見て、そういえば自分も移行で苦労したなあ」と思い出して、それを声に出しただけでした。

スマホの音声入力画面
しゃべった内容が、そのまま文字になっている画面
くりまろ
くりまろ

ねえみかさん、これ……「冷却性」って書いてあるよ?

みか
みか

あー、それ「脆弱性」って言ったつもりなの(笑)

お恥ずかしい話ですが、音声入力の精度はこんなものです。この日の誤変換をいくつか挙げると——

  • 脆弱性 → 冷却性
  • 移行 → 意向
  • 旧サイト → 九サイト

しかも「えーと」「あのー」だらけ。文章としてはボロボロです。

でも、これでいいんです。

ここが私にとって一番の発見でした。AIは前後の文脈から「WordPressの話をしているなら、この『冷却性』は脆弱性のことだな」と判断してくれます。だから、きれいにしゃべろうと身構える必要がまったくない。

くりまろ
くりまろ

なるほど!ちゃんとした言葉で話さなきゃ、って思わなくていいんだ。

「文章を書くのが苦手だから」とブログをためらっている方こそ、ここは知っておいてほしいところです。だって、書いていないんですから。しゃべっているだけなので。

②しゃべった内容が、Notionのネタ帳に貯まる

しゃべり終わると、その内容は要点だけ整理されてNotionという記録アプリに保存されます。私は何もしません。「ブログネタです」と伝えるだけです。

ただ、ここは最初からうまくいっていたわけではありません。前の記事を書いた時点では、塾の仕事のメモもブログのネタも「作業ログ」という1つのデータベースにまとめて放り込んでいました。そうしたら案の定、数が増えるにつれてブログのネタが埋もれるようになってしまって。

そこで7月20日に、「ブログ記事管理」というブログ専用のデータベースを新しく作って分けました。今お見せするのは、その新しい方の画面です。

Notionの進行ボード
左から「ネタ帳」「下書き中」「完成・公開済み」の3列
くりまろ
くりまろ

途中でやり方を変えたんだね。

みか
みか

最初から正解が分かってたわけじゃないからね。やってみて不便だったところを、その都度直してる感じ。

付箋を貼ったホワイトボードのような画面ですが、見ていただきたいのは3つの列です。

  1. ネタ帳……しゃべっただけの、まだ何も書いていないネタ
  2. 下書き中……記事の形になりつつあるもの
  3. 完成・公開済み……公開が終わったもの

ネタは左から右へ移動していきます。今回追いかけているWordPressの記事も、この日は左端にいました。今は一番右の列の先頭にいます。

みか
みか

ちなみに左の列に「音声でしゃべった内容がブログ記事になるまで」ってあるでしょ。それ、今あなたが読んでるこの記事のことだよ。

くりまろ
くりまろ

この記事も、ここから生まれてるってこと……?

そういうことです。スマホでしゃべった内容が、なぜそのままNotionに書き込まれるのか。その裏側の仕組みについては、MCPって何?Claude・Notion・Slackがつながる仕組みで詳しく書いています。

③AIが下書きを書き起こす

ネタが貯まったら、「これを記事にしたい」と伝えます。すると、こんな形で下書きが返ってきます。

AIが記事の下書きを書いている画面
いきなり完成形のHTMLで出てくる

私とくりまろの掛け合いの形まで含めて、そのまま貼れる状態で出てきます。

④ただし、丸投げはできません

ここまで読むと「全部AIがやってくれるのね」と思われそうですが、ここが一番お伝えしたいところです。

実は最初の下書き、タイトルが「バージョンアップをサボった代償」という趣旨になっていました。でも、これは事実と違うんです。

みか
みか

私がサボってたんじゃなくて、そもそも運用を業者さんにお任せしてたの。それで、気づいたときには古くなってた、が正しい経緯なんだよね。

私がしゃべった内容が曖昧だったので、AIが「サボった」と解釈してしまった。だから「そこは違う」と伝えて直してもらいました。

AIは私が言っていないことまで、それらしく埋めてくることがあります。しかも文章が上手なので、読み流すと気づきません。自分の体験を書いている記事で、自分の記憶と違うことが書いてある——これは自分でしか気づけないところです。

このあたりの感覚はAI時代、『分かったつもり』の危うさにも通じる話だと思っています。

⑤WordPressに貼って、公開

納得できる形になったら、あとはWordPressの編集画面に貼り付けて、アイキャッチ画像を設定して公開ボタンを押すだけです。

公開された記事
そして、この記事になりました

しゃべってから公開まで、丸1日

ここまでの流れを時間で整理すると、こうなります。

  • 前日……スキマ時間にスマホへ独り言。時間にして数分
  • 当日……下書きを出してもらい、事実確認と手直し
  • 当日……WordPressに貼って公開

「何日もかけて机に向かって書いた」わけではありません。まとまった執筆時間は、実はほとんど取っていないんです。

くりまろ
くりまろ

歩きながらしゃべっただけで、次の日には記事になってるってすごいね!

まとめ:きれいにしゃべらなくていい

50代でブログを始めようとすると、「文章力がない」「まとまった時間がない」という壁にぶつかりがちです。私もそうでした。

でも今回振り返ってみて、必要だったのは文章力ではなく「自分が体験したことを、思い出しながら話すこと」だけでした。

みか
みか

「冷却性」でも通じるんだから、身構えなくて大丈夫。あとは、自分の体験と違うところだけ直せばいいの。

逆に言えば、そこだけは誰にも代われません。体験したのは自分だけなので。

もし「書きたいことはあるけど、書けない」と思っている方がいたら、まずはスマホに向かって独り言を言うところから試してみてください。

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